2021.05.09ブログ

北アルプス国際芸術祭2020-2021プレスツアー行ってきました!

新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け延期となっていた「北アルプス国際芸術祭2020」ですが、今年の8月21日(土)から10月10日(日)までの51日間、「北アルプス国際芸術2020-2021」に名称を変え開催予定です。

先日5月6日に企画発表会と先行完成作品プレスツアーが行われ、当協会スタッフも参加してきました!

企画発表会では実行委員長の牛越徹大町市長、総合ディレクターの北川フラム氏からコロナ禍の開催における意義や徹底した感染防止対策、参加アーティストや作品について説明がありました。
(内容の詳細についてはアーカイブ配信をご覧ください。)

 

ランチには「地彩レストラン おこひる公堂」で提供されるお弁当をいただきました。
今回は地元の人々に愛される市内飲食店がアレンジした特別弁当が食べられます。
本開催の期間は、前回大好評だった郷土の歴史や食文化の語りパフォーマンスも楽しめますよ。

北アルプスゲイジュツスィもお楽しみに!

 

午後にはプレスツアーが開催され、企画発表会の会場となった旧大町北高校で制作された作品を鑑賞しました。
特別に作品の一部をご紹介します!

 

◇『ウォーターランド~小さな大町~』 原倫太郎+原遊
信濃大町の大自然や人々の暮らし、伝承をミニチュア化した体験型の作品です。
至る所に信濃大町らしい要素が散りばめられていて、見れば見るほど楽しくなりますよ。
船を流すこともできるので、お子様も楽しめそうです。

 

◇『今日までの大町の話』 渡邊のり子

5㎝四方の小さな箱に大町で拾ったものや見つけたものなどを組み合わせて作られた小さな作品がいくつも展示されています。
5/22(土)~5/23(日)にはワークショップを開催予定で、自分だけの小さな世界が作れますよ!
事前申し込み制で大北圏域の方限定ですが、自分の作ったものが芸術祭作品の一部になるのでお近くの方はぜひ。
北アルプス国際芸術祭プレイベント・先行公開展
※ワークショップのお申し込みはリンク先サイト下のPDFファイルをご覧ください。

 

◇『自然の美しさと調和』 ポウラ・ニチョ・クメズ

グアテマラのマヤアーティストであるポウラさんが信濃大町に訪れた際に感じた風や雪、動物や植物を壁画にしたもので、異国の雰囲気漂う画風で描かれた信濃大町の山や人、自然の様子がとても新鮮です。
北アルプスの連山をよく見ると人の顔が見つかります。
遠くで、近くで、色々な視点で鑑賞してください。
壁画の他、絵画の展示もあります。

 

◇『OROCHI(大蛇)』布施知子

大町市八坂地区の小さな集落に住む世界的に有名な折り紙作家の布施さんは、北アルプス国際芸術2017での作品「無限折りによる枯山水 鷹狩」で折り紙による大迫力ながらも神秘的な空間を表現されました。
今回は『コイル折り』という技法により、なめらかなくねりやうねりで大蛇を表現しています。
折り紙なのに今にもにょろにょろくねくね動き出しそうな躍動感です。
現在まだ半分ほどしか完成していないそうで、本開催で全体像がお披露目されるのが待ち遠しいです。

 

お次は旧大町北高校校舎を飛び出し、大黒町ポケットパークにある蔵へ!

 

◇『水と光』 本郷毅史

大町市在住で現在本格的に就農し木崎湖畔でお米を育てている本郷さん。
写真家でもあり、今回の作品のタイトルとなっている水と光を受けて成長する稲穂や米の発芽の様子などが写真として展示してあり、蔵の中なのに木崎湖畔にいるような、静かで幻想的な空間でした。

 

お次は木崎湖畔へ!
作品の前にある公園ではヤエザクラやウコン桜、オキナグサが咲いていました。

 

◇『おもいでドライブイン』 淺井真至

木崎湖畔に静かに佇むかつてドライブインだった建物の中に、そこ残されたまま眠っていた置物や看板などを利用したオブジェや絵画が展示されています。
見上げたり覗いたりかがんだりして、建物内にちりばめられた「おもいで」を楽しむことが出来ます。

 

最後は大町温泉郷です。

◇『アキノリウムin OMACHI』 松本秋則

閉館してしばらく経つ「酒の博物館」が舞台となり、竹などで作られたまるで生き物のようなサウンドオブジェから素朴で心地よい音が響きます。
室内なのに涼しい森の中にいるような感覚で、どこからともなく聞こえてくる竹音が小鳥のさえずりのようでついうっとりと聞き入ってしまいました。

 

5/15(土)16(日)、5/22(土)23(日)、5/29(土)30(日)はプレイベントとして一般の方も公開されている作品を鑑賞できます。

徹底した感染症対策を講じたうえでお待ちしておりますので、詳細をリンクからご確認の上ご来場ください。

北アルプス国際芸術祭プレイベント・先行公開展

またプレイベント期間中、北アルプス国際芸術祭作品鑑賞パスポートをご購入はボンネットバスを利用できます。(先行公開1日鑑賞券は対象外なのでご注意ください。)
こちらも詳細はリンク先からご確認ください。

ボンネットバスでアート巡り

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