1月13日に大糸タイムスに掲載された「清音の滝」の様子が気になり、見に行ってきました!
大町市街地から八坂方面へ行く道路、55号線を走ると、すぐのところに入り口はあります。入口は、ガードレールとの間に人が一人通れるくらいのスペースが空いており、足下には下り階段があるのが目印、足あとも残っていました。
カーブしている谷間の先に5メートルほどの滝はあります(冬なので目的地を目視できるので安心)。周囲は日陰となっており、雪はもちろんあり、滝だけでなく川も一部が凍っていました。念のため、6本爪アイゼン、ストック、ヘルメットを装着して、まずは川までの3メートルほどを下り、幅の短い川をまたいで向こう岸へ、小高くなった奥の方に氷瀑状態の5メートルほどの滝を発見しました。
数分落ち着いて周囲を見回すと・・・滝の横には「仁科二十一番 滝の入観音」(如意輪観音像)様が線刻されていました。時折、枝についた雪がハラハラと落ちてきます。見上げると、大きな岩の上には木々が生い茂り、落石などもあるかも?と思いながら、静寂の中、川のせせらぎを聞きながら、その場に少し滞在していました。道路横とはいえ、パワースポットなのでしょう。辺り一面、雪と氷に覆われていましたが、とても居心地のよい空間となっていました。
道路脇とは言え、水の流れる音だけが聞こえ、とても落ち着いた空気感にしばらく静かに見守っていたくなります。
「見事に、よく凍りましたこと!」
全てが凍っているわけではなく、滝は流れていました。
何かが鎮座するような氷瀑の姿に見れば見るほど驚くばかり。
この日は、青空広がる晴天の日、真っ青な空のキャンパスに、白馬方面まで広がる白い北アルプスがとてもきれいに映えており、絵画を見ているような天気でした。あわせて清音の滝と観音様との出会いで、とても清々しい気持ちになりました。