立山黒部アルペンルート
雄大な自然を存分に満喫できる黒部アルペンルートは、日本の屋根、北アルプスを貫いて進む山岳観光ルートである。全長は約90km。昭和46年に全線開通になり、我々のいる長野県大町市から富山県富山市までを結んでおる。
オススメエリアは4つ。断崖絶壁から湖や山々を一望できる「大観峰エリア」。観光、登山の拠点となる日本最高所の駅「室堂エリア」に、高山植物が多く見られる「弥陀ヶ原エリア」。そして野鳥の宝庫、女人禁制時代の名残が残る「美女平エリア」である。
ルート内には、トロリーバスやケーブルカー、ロープウェイなど6つの乗り物が運行。これらを乗り継いで4つのエリアを見て歩けるのも醍醐味と言えよう。約3時間見ておけば移動ができるというから、便利な世になったものだ。
また、立山は江戸の頃より山岳信仰の対象となっており、修験者などが登拝してきた山としても有名。土地の歴史も合わせて学んでみると面白い発見があるかもしれぬ。