教育・団体旅行
No.8 竹林整備から考える、竹と私たちの暮らし(北アルプス学びと遊びの旅行社)
竹林は、手入れをすることでいろいろな生き物の住処になり、タケノコが採れる豊かな環境が保全されます。古来から日本人の生活や文化において、成長が速く、軽くて丈夫で加工しやすい竹は様々な形で使われてきましたが、竹製品がプラスティックや金属に置き換わったこともあり、竹林の利用から遠ざかってしまいました。その結果、竹が増えすぎて森林や畑を侵食したり、密生しすぎて荒れた竹林が増えて全国各地で問題になっています。古い竹や折れた竹を伐っていく竹林整備の作業を通して、竹林との関わり方や竹の利活用を考えます。
北アルプス国際芸術祭における竹の活用と地域づくり
信濃大町を舞台に展開される北アルプス国際芸術祭では、竹を使った作品がいくつも作られてきました。地元の竹を使ってアーティストと共に作品を創り上げることが、地域の誇りにつながっています。
プログラムの流れ
- はじめの会
- 竹林整備(30分〜1時間)
- 筍汁の食体(30分)
- 解散 ※会場は受入人数と竹林の状況に応じてご案内します。 ※ご希望によって、竹を使った芸術祭の参加作品を鑑賞したり エピソードを聞いたりすることもできます。(+1時間、+1000円)
実施可能時期 | 4月~11月 |
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所要時間 | 2時間 |
対象 | 小学生・中学生・高校生 |
対応可能人員 | 20~40名 |
探究学習の流れ
Step
事前学習課題の明確化
・日本(または自分の地域)の竹林分布を調べ、どれだけ資源があるか知る。
・竹でできた製品は何があるか調べ、自分の生活と竹との関わりを考える。
Step
現地学習答えを導く
・ノコギリで竹を伐り、林を整備することで、竹の生命力やしなやかさを体感する。
・伝統食である筍汁を食べることで竹の恩恵を感じる。
・希望に応じてアート作品を鑑賞したり制作エピソードを聞くことで、活用の可能性を感じる。
Step
事後学習掘り下げる
・竹の利活用を考える。
・希望に応じて竹を一部持ち帰り、作品制作にチャレンジする。