教育・団体旅行
No.10 北アルプス地域の里山の生き物のつながりを学ぶ(北アルプス森林組合)
北アルプス森林組合は長野県の北西部に位置し、北アルプス連峰を抱える中部山岳地域の雄大な自然の中で活動する林業事業体です。当地域を森林で見ると、全国的に見ても人工林率が低い(30%未満)地域であります。また、自然植生が豊かな雄大な北アルプスが眼前に迫る当地域は観光地としてもとても人気が高く、雪に覆われる冬場はスキー客で賑わいます。我々北アルプス森林組合では従来の林業に留まらず、生活資源として、観光資源として、また未来へ残す豊かな環境としての山づくりを行っていくべく、当地域にあった森林経営の方法を日々模索しています。
~北アルプス森林組合のSDGs活動~
《森林整備事業》
森林整備事業を行い北アルプス地域の景観を保全することで、人類存続に欠かせない生物多様性の保全に貢献しています。
学習プログラムの
ポイント
Point
森林資源のエネルギー利用を
通じてSDGsを考える
Point
里山保全や生物の
多様性を守る現場を体感
Point
フィールドワークを通じて
森林の心地よさを実感
プログラムの流れ
- 【昼の部】ストレッチ〜森林散策(20分)
- 生きもの探索(40分~60分)
- ふりかえり(40分)
- 森林散策(20分)
- 【夜の部】事前説明・準備(40分)
- 林道探索(40~60分
- ライトトラップ設置(10分)
実施可能時期 | 5月~11月 |
---|---|
所要時間 | 最短2時間~ |
対象 | 小学生、中学生 |
対応可能人員 | ~20人 ※上限以上は別途相談 |
北アルプス森林組合で体験、学べること
里山の生き物
- 散策や観察を通じて豊かな里山を体感
- 景観や生物の保全に向けてできることを考える
多雪地域の特徴の一つ、広葉樹の森林がたくさん残っている北アルプス地域は、いきものの宝庫です。広葉樹の森に生えている植物、それを食べる昆虫や野鳥などの動物。森に入って多様ないきものを観察しながら、人間が森林の手入れを行うことでいきものの多様性が保たれている里山の仕組みを学びます。
探究学習の流れ
Step
事前学習課題の明確化
全てのいきものはつながっています。そのおかげで生命は巡っています。人間も例外ではありません。しかし、人間の暮らし方によって地球からいきものが急激に減り続けているといわれています。どうすればいきものも自分たちの暮らしも同じように大切にできるか考えてみましょう。
Step
現地学習答えを導く
北アルプス地域はいきものの宝庫です。日本を代表する高山、湿原、スキー場などの草原、それらと一体になった美しい景観があります。その中には多雪地域の特徴を反映した広葉樹の森林がたくさん残っていることが北アルプス地域の最大の特徴です。広葉樹の森に生えている植物、それを食べる昆虫や野鳥などの動物などの多様ないきものを観察しながら、人間が森林の手入れを行うことでいきものの多様性が保たれている里山の仕組みを学びます。
Step
事後学習掘り下げる
家族や友達といきものの大切さを共有しましょう。また、それぞれの地域に暮らすいきものを調べ、現地学習で覚えたいきものを見つけるコツを活かしていろんな季節にいろんな場所にいきものをさがしに行ってみましょう。自分の住んでいる地域のいきものの暮らしを大切にするにはなにができるか考えてみましょう。