静の桜(大塩のイヌザクラ)
「静の桜」には悲しい伝説があります。兄源頼朝に追われ奥州平泉に逃れた義経を追って旅に出た静御前は、「奥州(おおしゅう)」を美麻の「大塩(おおしお)」と聞き間違え、義経との再会を果たせずこの地で亡くなりました。その時突いていた杖が根付き、桜の大木となったというものです。
樹齢は約800年といわれ、桜といってもソメイヨシノなどのイメージとは違うイヌザクラです。開花期は5月下旬~6月初旬で、花は5mmほどの梅花状で、遠くから見るとわかりにくいですが、側で見ると可憐な花が穂状についています。
『静の桜公園』として整備されていて、春先には公園内でフクジュソウやミズバショウを楽しむこともできます。
【追記】2021年6月に倒れてしまいました。