国天然記念物 高瀬渓谷の噴湯丘と球状石灰石
温泉沈殿物(おもに石灰華)が河床に堆積し、もり上がって噴湯丘がつくられます。中央の沸き口に白い豆状の大の霰石(球状方解石)を見ることが出来ます。
高瀬渓谷の上流部、温泉が噴出して湯けむりが立つ「湯俣地獄」。この場所にある独特な形状をした「噴湯丘」は、学術上貴重な自然現象であるとして、今から100年以上前の大正11(1922)年に、一帯が国の天然記念物に指定されています。中部山岳国立公園内にある高瀬渓谷の噴湯丘は自然が造り出した貴重な文化財であり、国民全体の財産です。貴重な天然記念物を後世にも伝えていくため、その保護にご協力をお願いします。