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雪形[ ゆきがた ]

白い雪が描く雪の造形

雪形は、山の雪融けが始まると北アルプスの東斜面に現れます。 雪が解けて表れた山の地肌や黒い岩肌と、まだ残っている白い雪が描く雪の造形は春のしるしともいえます。 農作業の目安や山の名前の由来になったという雪形は、昔から麓の人々に親しまれてきました。

4月から現れるものや6月に入ってから形がはっきりわかるものもありますが、多くの雪形は5月にその姿を現します。 JR大糸線の車窓から、また、お車の場合は安曇野インターを下りて北アルプスパノラマロードから雪形と出会うことができます。そして市内観光や移動中に、この時期なら田植えが済んだ田んぼ越しや、りんごの花越しに北アルプスを眺めることができるでしょう。ぜひ峰々の稜線だけでなく、山肌に描かれた紋様に視線を向けてください。

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